giraffe
森(きりん)/giraffe
【匠が作る純国産木製スツール】国産の地域材を活用、匠の技が光る一生モノの家具

日本の森の木を使った世界に一つだけのスツールです。日本中から厳選したブナ、タケ、ケヤキ、クス、スギの5つから選択できます。製作は、地元の家具作りの匠たちが仕上げています。この貴重な純国産家具を皆様にお届けすることで、日本の森や家具作りに関わる人々を応援していきます。
森(きりん)/giraffe
森と書いて、木(き)林(りん)と読みます。 この商品名には、日本の森や国産材の家具製作に関わる人々を応援する熱い想いが込められています。

一口に”国産家具”と言っても、その9割近くが外国の木材を使用し、国内で作られただけの”メイドインジャパン“であることはあまり知られていません。
インテリアコーディネーターや建築家でさえその事実を知らない人が多いのですから、一般の方が知らないのも無理はありません。
しかし、これは日本の森林やそれにかかわる地域・人々にとって大きな問題です。
外国木材を使えば一時的に安価な家具が作れますが、長い目で見れば、日本の森やそれにかかわる地域、人々、伝統技術・文化の衰退に繋がります。
実際、日本の林業の多くは廃れていっており、補助金がないと事業として成立しない状態になっています。

本当によいものは絶やしてはならない。 日本の素晴らしい森や木材、そしてそれを作る人々・地域を持続可能な形で残していきたい。
そうした想いで30年務めたインテリア会社を辞め、国産材のみで作られた家具の専門店”フォレストヴォイス”を開業しました。
国産材というだけではなく、産地や工房にもこだわり、一点一点丹精込めて作られる最上級の家具。
この最上級の家具をとおして、モノづくりの魅力を伝え、日本の森の現状に興味を持ってもらうことで、それを作る人、森林に携わる人々・地域をハッピーにしていきたい。
そしてインテリアを通して豊かな生活を得られるという欧米のような価値観を広げるきっかけになりたいと思っております。
今回ご用意したリターンの「森(きりん)/giraffe」は、当店のオリジナル家具第一弾となる商品です。
キリンのようにすらりと伸びた天然木のツールに座るたび、日本の森を感じて頂けるはずです。

樹種はブナ、タケ、ケヤキ、クス、スギの5種類の無垢材から選ぶことができます。
もちろん、すべて産地にこだわった地域材を使用しています。
そしてそれを加工する工房もフォレストヴォイスが厳選し、樹種の特性に合わせて5か所の工房に製作をお願いしました。

こだわりぬいた材料、厳選された工房の匠の技術、飽きのこないシンプルかつ洗練されたデザイン。
どれをとっても一級品と言える本物のメイドインジャパンのスツールです。
この左右非対称の独特な脚の曲線は、触るたびにワクワクするような感覚さえ覚えます。(※脚の形状は工房によって異なります)
三本脚は凹凸のある床面でも、もたつきが少なく、四本脚に比べて収納スペースを取りません。
座面の形状は、それぞれの工房の技術で作っている為、、工房ごとの特色が出ています。
玄関スツールや来客用の補助椅子、サイドテーブル替わりにと様々なシーンで活躍します。


緑豊かな糸魚川市は、全域がユネスコ世界ジオパークに指定されており、ブナは糸魚川市の木として登録されています。
ブナ材は、堅いのに曲げにも強く、均一な製品仕上がりにできるため、家具作りに向いている材木です。
これまで利用されてこなかった糸魚川の豊富な資源である良質なブナを活用し、持続可能な森林環境を作るために、このスツールが生まれました。
スツールをデザインした糸魚川市の工房は、地元でも腕の良さで有名な工務店で、木のことを知り尽くしたカンナ削りの匠です。

堅く重厚感のあるブナ材は、触るととても滑らかでスベスベしています。
特有の斑がある白っぽい木肌は、質素でシンプルながらも気品に満ち溢れています。
ブナ材のスベスベ感と高級感を最大限に引き出すのが匠のカンナ削り。
カンナで仕上げたこの「〝糸魚川ブナ″の森(きりん)/giraffe」は、一度触ってしまったら絶対欲しくなります。





「″ タケ″の森(きりん)/giraffe 」は、倉敷市真備町の孟宗竹を使用しています。
真備町は竹林の町、特産品としてタケノコがあり、県内を代表する産地です。
竹材は堅く丈夫で老朽化しにくいため、一生使い続けられる家具の素材としてとても適しています。
また、竹は人に優しい素材です。竹には抗菌成分が含まれているため、抗菌性、殺菌性、脱臭性に優れ、テルペンと呼ばれる芳香物質がリラックス効果をもたらします。
さらに、竹の有効利用は環境保全にも役立っています。地下茎とよばれる茎を地中に持つため、地上に生えたものだけを伐採すれば新たな造林の必要のない持続生産が可能です。地元農家の方からの持ち込みの他、社員の方が自ら真備町の竹林に出向いて竹の仕入れを行っています。
おととしの西日本豪雨で工場が水没してしまいましたが、並みならぬ努力で立て直し、今では完全復活しています。

この美しい模様は、縦割りした竹をミルフィーユ状に何層も重ねた優れた加工技術からできています。
熟練した職人による竹割り、炭化、乾燥、削り、貼り合せ等の行程を経てできる竹材は、通常の木材より手間暇がかかっています。
この美しい座面の模様を見ているだけで、とても幸せになれるスツールです。





「ケヤキ」の語源は「けやけき」が由来で、「ひときわすぐれている木」という意味があります。
見た目の美しさ、優れた耐久性や耐水性などから「木の王様」と言われ、国産のケヤキは高級木材として神社仏閣の柱や家具などに使用されています。
ケヤキ独特の木目はとても美しく、それぞれの製品は世界に一つだけの模様です。
また赤ケヤキはオイルを塗るとオレンジ色に輝く艶となり、とても高級感があります。
横須賀のケヤキは、まとまって植林されているわけではないので、このスツールで使用している横須賀産のケヤキ材は大変貴重なものです。

この横須賀の工房では、手づくり椅子の専門工房で、木材の加工から塗装まで全て一人だけで行っています。海をこよなく愛し、海の近くのこの地に工房を構えました。森と海は繋がっています。波の音が聞こえてきそうなスツールです。





クスノキは、耐久性に優れ、防虫効果、リフレッシュ効果のある天然アロマの香りがします。
その防虫性から古来より箪笥に使われ、日本一の家具の生産地、福岡県大川市の箪笥の多くもクスノキで作られています。
樹の幹はとても太く、巨木という表現がぴったりで多くの神社ではクスノキを御神木として崇めています。
木の成長過程でのねじれなどによって出る様々な美しい”もく”は、まさにアート。
この個性のある表情もクス材の魅力です。
一流の家具職人が伝統的な大川家具の技法で一点一点丁寧作っています。

清々しい香りの天然アロマに包まれて、目をつぶればクスの森の中。
そんな贅沢な体験をさせてくれるのが「″クス″の森(きりん)/giraffe 」です。
※製品がお手元に届いてからしばらくの間は樟脳の香がします。時間の経過とともに徐々に弱くなっていきますが、匂いに敏感な方はご注意ください。





スギは日本中で植林されてきましたが、気候や育て方によって材質が異なるのは一般にはあまり知られていません。
日本が誇る国産材ブランド「吉野杉」は、寒暖差の激しい吉野の自然風土、500年におよぶ歴史と林業技術により生産されています。
木目、色艶、強度、香り、どれをとっても一級品のスギ材です。
このスツールは他のものと比べて、驚くほど軽く、触ると手になじみ温かみを感じるのが特徴です。
座面は天然のスギの真っ直ぐと伸びた綺麗な木目が目を引きます。
吉野の家具作りは盛んではありませんでしたが、最近は他の地域で修業を積んだ若者たちが、吉野杉で家具を作りたいとの思いからこの地で工房を開き始めています。

今回、吉野杉でスツールを製作する工房もその一つで、東吉野村の人里離れた山中で「年月が立っても長持ちするだけでなく飽きがこず、より愛着が増していく椅子」を合言葉に家具づくりを行っています。




・注文を受けてから製作を開始するため、ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により お届け時期が遅れる場合があります。
・天然木を一点一点手作りで制作しているため、木目、色味、寸法など製品によってばらつきがありますので予めご了承下さい。一点ものとして末永くご使用いただければと存じます。
・使用感等に関する返品・返金はお受けいたしかねます。

最後までお読みいただき有難うございます。
日本は世界でもまれに見る“森と木の国”であり、昔から森を崇め信仰の対象にしてきました。
そして、日本の優れた家具産地は、良質な木材の産地でもありました。
しかしながら、現在「国産品」と呼ばれる家具の9割以上は、海外からの輸入木材でつくられています。
海外の木材を否定しているのではありません。ウオールナットやメープルなど、日本の木材にはない特質をもった木材はいっぱいあります。
ただ、もっと日本の木材の良さを見直すべきだと思います。それが、日本の森を守ることになり、林業をはじめとするその地域の活性化にも繋がっていきます。
木魂(こだま)という言葉があります。樹にやどる精霊のことです。
今回ご案内するスツール「森(きりん)/giraffe」は、日本各地の森の木を使い、その地の匠が精魂こめてつくっています。
是非、家具にやどる「木魂」を感じてください。
フォレストヴォイス代表

